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鹿島の刀法の興りについて、塚原卜傅の弟子とされる斉藤伝輝房秀勝が興した「天流」 |
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の継承者日夏繫高は著書「本朝武芸小伝」で、「刀術は記紀神話の武甕槌神・経律主命 |
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の神術から始まり、景行天皇皇子日本建命・源義家・鎮西八朗為朝・源義経を経て鹿島 |
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神宮の神人に伝わり、鹿島神人の長者七人が関東七流を興した。飯篠長威の天真正の術 |
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はその一つから興った。」とあります。香取の神人達の伝承とは異なるこの伝承は現代 |
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の武道史にもそのまま踏襲され、鹿島の刀術(刀法)の拠り所とされています。 |
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話は変わりますが今年、平成二十
一年二月熊本県城南町歴史民俗博物館で「新史料によ |
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る天草・島原の乱ーその時、徳川幕府はどう考えたか?−」と題して展示会が催されま |
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した。その際に「天文二十三年二月吉日雲林院弥四郎光秀の塚原卜傅新當流兵法免許皆 |
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伝書」が展示されました。伝説上とされて来ました塚原卜傅伝書に依り「本朝武芸小伝 |
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」等に頼って来た今迄の「鹿島の刀術」の伝承等は全て書き換えられる事になりまし |
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た。加えて新陰流・上泉信綱や疋田豊五郎との係わりも解明してくれます。 |
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